「私が悪い。それ以上は言わない」　自民・谷川弥一氏　一問一答

自民党派閥の政治資金パーティーを巡る事件で、政治資金規正法違反で略式起訴された谷川弥一衆院議員（82）＝長崎3区＝が22日、議員辞職願を提出後に地元・長崎県大村市で記者会見した。谷川議員は現在の心境について「残念で仕方ない。本当にバカだった」などと振り返った。【松尾雅也、高橋広之、松本美緒】

　主なやり取りは次の通り。

　◆このような事態に至り、自身の認識の甘さがあったと深く反省している。応援してくださった支援者の皆様、全ての国民の皆様に深くおわび申し上げる。

　――略式起訴された内容は認めているのか。

　◆認めている。

　――なぜ政治資金収支報告書に記載しなかったのか。

　◆全てが私の認識の甘さ。とにかく結果としては、全て私の責任だ。

　――派閥から不記載の指示はあったのか。

　◆長崎県が抱えた課題について、残った国会議員が政治活動をしていくので、それにマイナスになる可能性があることは一切答えない。とにかく私が悪かった。すいません。

　――今回は2022年までの5年間ということだが、それ以外について不記載は。

　◆一部あったと思う。

　――時期や金額は。

　◆よく分からない。

　――キックバック（還流）された約4300万円の使い道は。

　◆政治活動費。20年間、いろんなことをやってきた。全て政治活動費に使って、個人的に使った記憶はない。それでも申し訳ない。

　――政治活動費は具体的には。

　◆いろんな政治活動費だ。

　――23年12月に記者会見した際、（質問した記者に）「頭悪いね」という発言をした。

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毎日新聞　2024/1/23 05:30
https://mainichi.jp/articles/20240122/k00/00m/010/279000c