【今年の手帳を見返し蘇った…】 印象的な「ウクライナ情勢」や「陰謀論」取材の記憶 来年は明るいニュースお届けしたい

編集局から
来年の新しい手帳を買いました。スマホに予定を入れるより、ペンで書き込んで、ページが黒くなる方が充実も感じます。

今年の手帳を見返すと記憶に残る取材も蘇りました。８～９月に掲載された「日本をどう守るのか」という計４回の連載で、
陸海自衛隊で特殊部隊の創設に携わった荒谷卓、伊藤祐靖両氏による対談でした。
紛争の裏側を熟知する２人が語った国際情勢の冷徹な分析は、日本社会に伝えるべきものと信じました。

荒谷氏はウクライナの戦況について「ウクライナの勝利はあり得ない。昨年５月にはカタが付いていた」と明言し、
「台湾有事」の掛け声で、日本を「第２のウクライナにしてはならない」と強く警鐘を鳴らしました。

当時、そうした意見は日本の大手メディアではまだ伝えられておらず、
ロシア優勢などと口にすれば「親露派」「陰謀論」と猛批判を受けかねない状況でした。
しかし、その後も情勢は両氏が懸念した通りに進展しているように思えます。

「陰謀論」といえば、手帳には、年始にあるジャーナリストに聞いた言葉も書き残してありました。
コロナ禍の米国で流行したと笑って教えてくれたフレーズは「陰謀論と真実の差は、半年」。
世界も日本も混乱が続きますが、来年は少しでも明るいニュースをお届けしたいと願っています。　（報道部・丸山汎）

2023.12/27 15:30
https://www.zakzak.co.jp/article/20231227-3CK2NFOJFNKT7DKYMOT4NA7JDI/