オアシスのチケット高騰「ダイナミックプライシング」で正規ルートなのに額面の2倍　英政府が調査へ

https://news.yahoo.co.jp/articles/e731046eb63ebc97dce311ee483103e43c2d5e04
9/3(火) 10:29

英政府は、英ロックバンド「オアシス」が来年、英国とアイルランドで行う再結成コンサートのチケット価格が購入希望者殺到で高騰したことを受け、需要が高まるとチケット価格が上がる「ダイナミック・プライシング（変動価格制）」を調査する方針だ。チケットは8月31日の発売開始から約10時間で完売した。

オアシスの再結成ライブのチケットが高騰し、問題になっている。
長年待たれていた再結成だけに、オンラインで何時間も待たされた人からは不満が出ており、英国政府も注目。需要の高まりに応じた「変動価格制」を調査する方針だ。

ナンディ文化相は、公認業者が運営するウェブサイトで「大幅につり上げられた価格を目にするのは気が滅入る」と述べた。

チケット販売と消費者保護に関する政府の検証作業では、透明性とダイナミック・プライシングを巡る問題も対象となる。ナンディ文化相は、チケット販売と消費者保護について、すでに計画されていた見直しの一環だと説明。業界やファンと協力し、公平なシステムを構築するよう求めた。

パウエル下院院内総務は、正規ルートでチケットを2枚購入したが、価格は約6万8000円と、額面の2倍以上だった。

オアシスは2009年に解散したが、前週、英・アイルランドで17回の公演を行うと発表した。
最初の公演は来年7月にカーディフで行われ、マンチェスター、ロンドン、エディンバラ、ダブリンと続く予定。英国公演は、発売開始日の約10時間以内にソールドアウトとなった。