奈良知事選　自民、不協和音やまず分裂か　すき狙う維新「絶好の時」

古都・奈良で自民党の団結に「異変」が生じている。今春の統一地方選で実施される奈良県知事選（4月9日投開票）を巡り、党県連が一枚岩になれず、分裂含みとなっているのだ。5選を目指す現職と、県連会長の高市早苗・経済安全保障担当相（衆院奈良2区）の息がかかる新人のどちらを支援するかで、あつれきが拡大。新人の推薦を決めた県連執行部に対し、一部の議員や首長は現職支持を表明した。その隙（すき）を突くように、日本維新の会は新人を擁立し“漁夫の利”を狙う。

　現在、立候補を表明しているのは、現職の荒井正吾氏（78）▽新人の元総務官僚、平木省（しょう）氏（48）▽維新新人で弁護士の山下真氏（54）――の3人。荒井氏と平木氏はいずれも無所属で立候補する見通しだ。(以下有料版で，残り1434文字)

毎日新聞 2023/2/10 16:00（最終更新 2/10 16:00） 有料記事 1758文字
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