https://news.yahoo.co.jp/articles/b2637d3be19548376cc1c2bad721b3fcc2ff3b19
日本政府は、国外ファンドによる牧野フライス製作所の買収阻止に動いた。背景にあるのは、中国企業が巨額資金を積んでも欲しがる、日本の「工作機械」技術だ。工作機械は、自動車も半導体も航空機も生み出す“母なる機械”であり、中国が製造大国となった今もなお、日本への依存を断ち切れずにいる。安全保障の核心となった日本製工作機械の価値を、海外メディアが報じている――。
■片山さつき大臣に守られた工作機械メーカー
日本政府は4月22日、韓国に本拠を置くプライベート・エクイティ(PE)ファンドMBKパートナーズに対し、工作機械メーカー・牧野フライス製作所の買収計画を中止するよう勧告した。
精密モーター大手のニデックが牧野フライスにTOBを予告し、MBKパートナーズがホワイトナイトとして登場した経緯がある。
片山さつき財務相は4月23日の財政金融委員会後の記者会見で、「牧野フライス製作所は世界有数の工作機械を製造する企業であって、我が国防衛装備品の製造事業者にも広く利用されていることなどを踏まえて(中略)財務省及び経済産業省として、本件投資は国の安全を損なう事態を生ずる恐れがあると認められた」と説明している。
政府が外国為替及び外国貿易法(外為法)に基づいて買収阻止を勧告したのは、史上わずか2例目だ。同じ週、日本は戦後初めて武器輸出規制の大部分を撤廃してもいる。
背景としてブルームバーグは、アメリカによる日本を含む世界的な防衛へのコミットメントがどこまで確かか見通せないことに加え、中国との緊張激化があると分析する。日本は安全保障の一環として、能動的な政策を広めつつある。
■なぜ日本政府が買収阻止に動いたのか
なぜ工作機械メーカーの買収阻止が、国の安全保障につながるのか。
政府が守ろうとしているのは、牧野フライス製作所が有する「5軸マシニングセンタ」の技術だ。ジェットエンジンのタービン翼や機体フレームをはじめ、幅広い工業製品の製造に使われている。民生用でありながら兵器製造に転用可能な技術カテゴリー、いわゆるデュアルユース(軍民両用)にも用いられる。
海外が容易にコピーできないこの5軸マシニングセンタを含め、あらゆる産業に求められる機械部品を生み出す工作機械群は、「マザーマシン」とも呼ばれる。特に5軸マシニングセンタは、製造業で隆盛を謳歌する中国であってもいまだ攻略できない、最後の砦である。
MBKパートナーズは昨年、牧野フライス製作所を約2750億円で買収することで合意していたが、4月30日になって買収を断念すると発表した。
勧告を受けてMBKは、声明を通じ、「極めて驚いている」と表明していた。一方、広報担当者はブルームバーグに対し、「日本の防衛セクターの変化しつつある特性と環境を踏まえた、個別案件に関する日本政府の判断と理解している」と述べている。
ロイター通信は、牧野フライス製作所の工作機械は高精度部品の製造に使われると説明。軍事転用のおそれから、経済産業省の輸出許可なしには国外に持ち出せないと解説する。
工作機械産業は、外為法で定められた安全保障上の「中核分野」にあたる。経済産業省は買収阻止の勧告について、安全保障に関わる技術・情報の漏洩リスクを踏まえた判断だと説明する。
政府が外為法に基づいて買収阻止の勧告を発動したのは、2008年に英投資ファンドのザ・チルドレンズ・インベストメント・ファンド(TCI)が電力会社の電源開発(Jパワー)の追加株式取得を申請した案件以来だ。
大和総研の金本悠希主任研究員はブルームバーグの取材に対し、地政学的緊張の高まりを背景として、買収審査は厳格化する可能性が高いと指摘する。
■牧野フライスが達成した2つの「日本初」
政府が守ろうとした牧野フライス製作所。その強さの原点に、共に「国産第1号」となった2つの技術がある。
フライス盤は、工具を回転させて金属を削る工作機械だ。社名の由来でもある。同社は1937年に創業し、1958年にはプログラムで工具の動きを自動制御するNC(数値制御)フライス盤を開発した。国産第1号機である。
続いて、工具を自動で交換しながら複数の加工工程を1台でこなす、「マシニングセンタ」を世に送り出した。これも国産初だった。
同社が実現する精密な加工精度は、事業の強みの一つだ。矢澤孝二総務部ゼネラルマネージャーは、正社員専門転職エージェントのエリートネットワークのインタビューで、「一貫して加工物の精度、工作機械の品質に重きを置いて事業に取り組んできました」と語る。
小さいものでは携帯電話カメラ用レンズの金型などでは、求められる精度は1000分の1ミリ未満。いわゆる「サブミクロン」の世界だ。大きなものでは航空機の部品まで手がける。軽量かつ高剛性の合金や炭素繊維といった新たな素材の加工にも、いち早く対応する。
顧客との対話は製品の企画段階から始まると矢澤孝二氏は強調する。「新しいエンジンの自動車を出したい」「こういった材料で航空機のジェットエンジンの部品を作りたい」といった相談に応じ、同社の技術リソースを活かして新たな加工技術を開発するケースもあるという。
完成した機械を納めて終わる関係ではなく、常に最新の素材や顧客の要望に向き合っている。
牧野フライス製作所が誇る、高い技術による精密加工。こうした精度の高い加工技術は同社のほか、日本の工作機械メーカーが広く備えている強みだ。
製造業で世界的なシェアを誇る中国に目を向けても、その国内の工作機械シェアでは、日本勢が優位に立っている。
英経済紙のフィナンシャル・タイムズが引用するバンク・オブ・アメリカのデータによると、中国の工作機械市場では、日本を含む外資系メーカーが約3分の2のシェアを握る。
シェア上位企業を見ると、元富士通の数値制御部門が独立したファナック(33%)、三菱電機(20%)、シーメンス(ドイツ、16%)となっており、上位3社のうち2社は日本勢だ。
さらに、工作機械本体の製造企業としても、DMG森精機のシェアが世界最大となっている。DMG森精機は森精機製作所とドイツの「ギルデマイスター(DMG)」が統合して誕生した。森雅彦代表取締役社長兼グループCEOが率いる同社は、RTXやキャタピラーなど約100社のグローバル企業が顧客として名を連ねる。
同社から工作機械を購入していない企業ですら、ベンチマーク(性能比較テスト)や試加工、コンサルティングを求めて訪れると、米製造業専門メディアのアドバンスド・マニュファクチャリングは伝える。直接的な売買の関係を持たない世界の企業が日本のメーカーを頼りにしている。
■中国メーカーが直面した「暗黒の10年」
工作機械は、中国語で「母机」と呼ばれる。
機械を生む機械という意味であり、その名が示す通り、すべての製造業の出発点となる母なる存在だ。この母机を自らの手で作る力を、中国は国を挙げて追い求めてきた。
その構想の中心となったのが、東北部の遼寧省や黒竜江省だ。建国以来の重工業基地として工作機械産業を担ってきた地域だが、市場経済への転換とともに、徐々に国有企業群は競争力を失っていく。
打開を図ったのが瀋陽機床集団(SMTCL)だが、その道のりは波瀾万丈であった。
SMTCLの関錫友社長は1988年、上海の同済大学を卒業後、父と同じく同社の工員となった。中国系英字紙のチャイナ・デイリーの取材で、関氏は、「当社で工員として働くのが輝かしい時代だった。当社の工員というだけで彼女もできやすかった」と当時を振り返っている。国有企業の工員であること自体が誇りだった時代の話だ。
だが対外開放が進むにつれ、SMTCLは「暗黒の10年」(1993~2002年)に突入する。
北京大学政府管理学院の路風教授がまとめたリポートによると、この10年間、新規採用はゼロ。従業員は2万7000人から1万1000人に激減した。
そこへ2003年、中央政府が転機をもたらす。東北の旧工業基地の振興策を打ち出し、工作機械産業はようやく「黄金の10年」(2003~2013年)を迎えることになる。
だが、精密な工作機械の製造は容易でない。
中国企業は繰り返し海外から技術を取り込もうとしたが、海外各社も中核技術の流出には敏感だ。幾度もの挫折を経験することになる。
1996年、SMTCLは米コネチカット州ブリッジポート社のCNC(コンピュータ数値制御)技術を導入しようと、1億元(約23億円。5月25日現在のレート、1元23.38円で換算、以下同)超を注ぎ込んだ。
だが、大金で技術を購入した末に届いたのは、肝心の動作原理を伏せたソースコード(プログラム)のデータだけだった。それを基に組み上げた機械は使い物にならなかったと、中国テック起業家向けメディアの36Krは伝える。
3年後、今度は遼寧省大連市に本社を構える大連光洋科技集団が、日本から工作機械を輸入。この際は、設置場所と用途を縛る条件に加え、無断で移動させれば自動ロックがかかり使用不能となる仕掛けまで組み込まれていた。
■5軸連動技術を持つのは、いまなお一握り
アメリカと日本から相次いで技術のコピーに失敗した中国は、ドイツに狙いを定める。2005年、SMTCLはドイツのシース社を買収した。だが、5軸以上の工作機械技術はそもそも中国への輸出が禁じられていた。会社を買ったまでは良かったが、技術は中国に移転できない結果となった。
このように、買収によっても、輸入によっても、いずれにせよ核心技術は手に入らない。西側が中国に輸出を許すのは、常に1~2世代前の旧式品に限られる、と中国テック財経メディアのTMTポストは指摘する。
中国の工作機械メーカーは、やむなく性能の劣る旧製品を輸入。マシンの世代が進むごとに、世代の古い旧型を輸入し直すサイクルに囚われた。
とくに高級工作機械の代名詞とも呼ばれる5軸マシニングセンタは、壁が別格だ。5つの軸を同時に精密制御しなければならず、回転テーブルや傾斜ヘッドのわずかな狂いも許されない。真の5軸連動技術を持つのは、いまなお一握りの国際的大手企業だけだと同紙は指摘する。
堅気になる気は無いらしい…
いたら韓国、中国のものになっていた。
◯欲しいのは牧野フライスが関わっている防衛装備品の機密データ
タングステン禁輸されてるから
いくら技術があっても(´・ω・`)
だからだろ
そういうのが出来る法律とかあるの?
中国は「日本を抜いた!」「日本を超えた!」とか偉そうにホザいてるくせに!
工作機械を独自で作れないわけ!?
本当に情けないに卑怯な盗っ人スパイ大国だね!
奴等は成果物だけ手に入れてドヤ顔する猿
基礎工学も基礎工業力も素人未満
奴等がデカい面して売り込む高速鉄道のクオリティでバレバレ
こういうのに補助金入れて延命させるために
ジャブジャブお金刷って通貨価値が下がり
ハイパーインフレになるんやろな(´・ω・`)
技術が抜けてく方がハイパーインフレになるよ
それにしても総理の失言一つで
ここまで日本経済に打撃になったことって過去にあったのかなあ
高市さんすごい(´・ω・`)日本を殺戮する破壊力が
高市の発言じゃなくて支那の言いなりにならないから支那が敵対意識してるんだよ
なら、最初から身売りせずに済むようにサポートしてろや間抜け蛇ババア


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