韓国・尹錫悦大統領、支持率３２％に急落…前任の文在寅氏より圧倒的に早い４割割れｗｗｗｗ

【ソウル＝中川孝之】韓国の 尹錫悦ユンソンニョル 大統領の支持率が落ち込んでいる。韓国ギャラップの世論調査によると、５月の就任から６月上旬までは５０％台で推移したが、その後は下落し、１５日発表の最新の調査結果では３２％となった。閣僚人事の失敗などが影響しているとみられる。

調査結果では、不支持率が初めて過半数を超え、５３％となった。不支持の理由で最も多いのが「人事の失敗」だ。閣僚級の候補者らのスキャンダルが相次ぎ、今月１０日には公正取引委員長の候補者が過去のセクハラ発言を追及され、自ら辞退した。検事総長出身の尹氏が、検察出身者を政府機関などの要職に就かせたことへの批判もある。

２番目は、「経験と資質の不足」だ。ロシアによるウクライナ侵略の影響などで物価高騰に直面する国民が、政治家の経験がないまま大統領になった尹氏の経済対策などに不安を募らせていることがうかがえる。

韓国では、大統領支持率が４０％を下回れば、国政運営に支障が出るとの指摘がある。韓国紙・東亜日報が、就任から支持率４０％を初めて下回るまでの期間を比較したところ、尹氏はわずか約２か月で、約２年５か月だった 文在寅ムンジェイン 前大統領よりも支持率低下のスピードが圧倒的に速かった。

尹氏は、北朝鮮の核・ミサイル開発に対処するため、日米との連携を強化する方針を鮮明にしている。６月末には、日米首脳も出席した北大西洋条約機構（ＮＡＴＯ）首脳会議に韓国大統領として初めて参加した。だが、外交・安全保障分野での活動は支持率向上につながっていない。世論の支持がなければ、課題となっている対日関係の改善は難しいとの見方もある。

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