【香港紙】「今、活躍しているアジアのアクションスター10人」日本から武田梨奈、真田広之が選ばれる　武田は女優で唯一

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香港の日刊英字新聞サウスチャイナ・モーニング・ポスト電子版は24日「今、活躍しているアジアのアクションスター10人」という原稿を掲載し、日本から真田広之（60）と武田梨奈（30）が名を連ねた。

武田は10人中、唯一の女優として選ばれた。英国出身で01年から香港に拠点を置く映画ジャーナリストのジェームズ・マーシュ氏が選んだ。

武田について、マーシュ氏は「アジアのアクション分野で新たに登場した全ての女優の中で、将来を約束されている、この日本映画女優ほどの才能と若々しい活気を主張できる人は、ほとんどいない」と絶賛。武田の名を世界に知らしめた09年「ハイキック・ガール！」や15年「進撃の巨人」などの映画や、琉球少林流空手道月心会黒帯の腕前であることも紹介。「6月上旬に30歳になったばかりの武田の未来は実に明るい」と期待している。

また真田については「このリストの最年長の参加者である60歳の真田は、減速の兆しを見せていない」と称賛。米俳優キアヌ・リーブス主演の映画「ジョン・ウィック」シリーズ第4弾への出演が決定と報じられているが、マーシュ氏は「このベテランは、ハリウッドで最も幅が広いアジア人の個性派俳優の1人」と評している。

2人の他には、ドニー・イェン（58＝香港）呉京（47＝中国）マックス・チャン（47＝中国）トニー・ジャー（45＝タイ）イコ・ウワイス（38＝インドネシア）ジョー・タスリム（40＝インドネシア）イ・ビョンホン（50＝韓国）マ・ドンソク（同）と、世界でも知られるアジア人アクション俳優の名が並んだ。

武田は14日に東京・池袋HUMAXシネマズで行われた主演映画「ナポレオンと私」（頃安祐良監督、7月2日公開）完成披露上映会後の囲み取材の中で、30代の抱負を聞かれ「アクション映画でデビューさせていただいて、30代になってアクション映画で代表作を作って海外に出て行きたい」と語った。

16年にタイに赴き「今、活躍しているアジアのアクションスター10人」にともに名を連ねるトニー・ジャーが監督、主演した03年のタイ映画「マッハ！！！！！！！！」のアクションチームと一緒に稽古をしている。同じく「今、活躍しているアジアのアクションスター10人」に選出された、イコ・ウワイスとジョー・タスリムが出演したインドネシアのアクション映画シリーズ「ザ・レイド」のギャレス・エバンス監督とも連絡を取り「海外のチームとのいろいろな企画が、少しずつ動きだしています」と明かしている。

14日の囲み取材では「海外の方とは、コロナ禍になって交流が深くなった。たくさんある企画を終わらせず、年末くらいに何本か決まっているので行きたい」とも語っている。「今、活躍しているアジアのアクションスター10人」への選出が「30代になってアクション映画で代表作」という武田の夢の実現につながるか、注目だ。